役員所信・挨拶








春日井青年会議所は57年目を迎えることができました。この歴史は、先輩諸兄が40歳という限られた時間のなかで、情熱をもって地域のため、組織のために考え行動してきたからこそのものであります。本年度、監事という身に余る大役を仰せつかるにあたり、改めて春日井青年会議所の歴史に触れさせていただくと、光栄であると共に、その責任の大きさに身の引き締まる思いです。私は、2015年に入会して以来、多くの学びや気づき、人とのつながりを先輩諸兄からいただきました。青年会議所活動を通じて学ばせていただきたこの経験を活かし、監事の職務を全うする所存でございます。監事の役割である「客観的な立場において法人を監査する役目」を果たすと共に、事業予算の執行は適切に行われているかという視点をもって取り組んで参ります。
私が大切にしている言葉で、「不易流行」という言葉があります、いつまでも変わらない本質的なものを大事にしつつ、新しい変化も取り入れるという意味があり、不易は「いつまでも変わらないもの」、流行は「変化し続けるもの」を指します。両者は一見すると対照的な言葉ですが、本質は同じという考え方です。我々は、目まぐるしく変化する社会環境において、地域や組織には何が必要なのかを捉え、行動し、解決し、発展を目指しながら根幹に立ち向かうことが正に求められています。そのなかで、ただ伝統や文化だと言って続いているものを残すことが良いのか、ただ新しいことを取り入れることが良いのか、どちらも間違いではありませんが、重要なのはバランスです。このバランスを持って活動することが、明るい豊かな社会の実現につながると信じています。時代の変化と共にメンバーも変わり、春日井青年会議所の在り方も変化しています。しかし、守るべき伝統や文化は継承していかなければならないと考えます。素晴らしい歴史や伝統を継承していくと共に、時代に合った組織の在り方を考えて行動します。
最後になりますが、青年会議所では毎年役職や役割が変わります。私自身、様々な役職を経験させていただきましたが、思い返すとどの年も少し背伸びをして取り組んできました。この背伸びが自身の成長となったと感じでおります。髙栁理事長が掲げる「JAYCEE としての自覚と情熱を」もてるよう、共に少し背伸びをして活動して参りましょう。一年間どうぞ宜しくお願い致します。


2020年に(公社)春日井青年会議所に入会して本年で6年目となり、監事という大役をお預かりすることになり、大変身が引き締まる思いです。57年目を迎える(公社)春日井青年会議所の今が在るのも、先輩諸兄の「明るい豊かな社会」の実現へ連綿と受け継がれてきた想いと、弛まぬ努力の賜物であり、若輩者の私が監事という重責を担うにあたって、改めて経緯の念を強く抱きました。先輩諸兄から引き継いだ想いに恥じることのないよう、感謝の念を持って、JC活動と職務に全力で取り組む所存です。
私には日々の生活や仕事に取り組むにあたり意識をしている価値観念があります。それは“やらなければならない事”より、“やった方が良い事”の方が価値が高いということです。
当然ですが、やらなければならない事というのは、やって当たり前が普通です。そして、やった方が良い事というのは、裏を返せば必ずしもやらなくても良いことです。しかし、社業や家庭、プライベートにおいても、自発的に考え、やった方が良いことを常に意識し、行動を起こした結果、相手の想像を超えるようなサービスを提供できたとき、それは付加価値となり、対人関係をより良好なものとし、その経験は自己の成長や日々の充実にもつながっていくと考えるからです。
青年会議所の活動は、この、“やった方が良いこと”が真に詰まっています。「明るい豊かな社会」の実現のため、そして我々が住むまちのために活動することはもちろん、活動を通して与えられる、発展成長の機会を自己の成長のため、いかに“やった方が良いこと”として真摯に受け取り、積極的にそれぞれの成長につなげていけるかが大切です。一人ひとりの成長が組織の発展につながり、まちの発展に寄与し、ひいては会員の家庭や会社の幸せの実現につながります。そして、春日井青年会議所はそれができる場所です。
最後となりますが、冒頭に述べた通り、私は入会してまだ6年目となりJC活動の経験もまだまだ未熟です。一昨年、昨年はただただ役職者としてやるべきことに終始してしまった自分でもありました。しかし、本年度は監事として“やらなければならない事”と“やった方が良いこと”を見定め、春日井青年会議所が時代や方針に即した運動を展開できているのか、誰が為の組織なのか、厳正に監査を行い、明るい豊かな社会の実現に向け、適切な運動発信につながるよう、その一助となれるように微力ながらしっかりと活動して参ります。そして、所属するLOMメンバーが一人でも多く経験を積み、自己の成長につなげていけるかという観点を持って職務に邁進し、私自身も共に成長して参りたいと思います。至らぬ点ばかりかと思いますが、敬愛する先輩諸兄の皆様ならびに、現役メンバーの皆様におかれましては一年間ご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
